2005年7月2日,3日に山口情報芸術センター[YCAM]pathというイベントが行われました.
ヴォーカリストのUAとギタリストの内橋和久を出演者とした「インスタレーティブ・コンサート」です.
私は,映像担当作家としてこのイベントに参加しました.
これはYCAMレジデンス作品ということで,参加アーティストがYCAMに滞在して作品を仕上げていきます.
私は6月17日からYCAMに入り7月1日つまり前日までシステムおよびコンテンツを制作しました.

ンサートの形態は,,,会場に23個のスピーカーが配置してあります.つまり,会場内をまんべんなく音が回る仕組みになっています.天井には7m×11mのスクリーンがあります.またLED照明が会場内至る所に設置してあります.
そして,演奏者の内橋さんの手元には会場を上から見た図面が表示された液晶タブレットがあり,そこのある箇所をペンで指定すると,音や映像がそこから鳴ったり,そこに集まったり,それに反応した色の照明になったりします.

ステム開発は演奏者のインターフェイス,音響,照明,映像の4パートから成りました.

れぞれのシステム間の連携はOSC(Open Sound Control)やMIDIで行いました.インターフェイスと映像はOSCを使い,主に音像の位置と各スピーカの音量の受け渡しを行いました.

像ではインターフェイスより受け取った情報をJavaを活用し,シーンによって切り替わるコンテンツを制作しました.音はボーカルやギター,それぞれにエフェクトをかけたものなどで合計6トラックあり,それぞれを分けてコンテンツ表示できるようにしています.